スーパー凡人の備忘録

健康や仕事に関することを書くつもりです

コロナ禍における中国出張記③

2週間の隔離生活を送ることになるホテルはそこまで悪くはなかったが、いかんせん食事がまずかった。そして量が多い。米はパサパサしており日本ではあまり使わない食材に大量の油を使っていた。また、部屋から出られないというのは本当で、朝昼版の食事が部屋の前の丸テーブルの上に置かれるのでそれをとる事、毎日午後に防護服を着た職員が体温を測る事、使用したゴミ袋を部屋の前に置く事のためにドアを開けて一歩だけ足を外に出すだけだった。

また、クリーニングもできないので持ってきた服を洗面所で手洗いして使いまわしていた。これに関しては事前の情報があったので洗剤を小分けにして持ってきたので対応できた。

タオル、バスタオルは替えられないということで、それぞれ2枚あったが、ごまかしながら使いまわしていた。

日中は仕事をしており、仕事が終わったらご飯を食べて、適当に過ごすという生活だった。さすがに運動不足になってしまうのでYoutubeにあったビリーズブートキャンプの動画で体を動かしていた。

いやいやながらもなんとか数日過ごしたところで内線電話がかかってきた。

中国語で早口でまくしたてられたのでわからないと言ったら、担当官も察したのか日本語の自動音声案内に切り替わった。

「上海行の飛行機の同乗者で陽性者が確認された」

ということだった。続く