闘痔日記④(入院~手術本番)
入院日
とうとう入院する日がやってきた。
入院する日は13時に来院し、そのまま入院案内の説明を受けた。入院日が祝日だったため入院手続きは明日の9時にお願いしますと言われた。
個室の予定だったが入院部屋の都合上最初の2日間だけ2人部屋を一人で使用することとなったがあまり気にならなかった。
座薬を19時と翌朝の7時に入れたのだが、これが辛かったことの一つだ。座薬は入れたことがなく(幼いころに入れたかもしれないが)白い個体をそのまま肛門に入れるのだが、入れた後は全身に悪寒が走り便意を催す。便が出るには出たが、無理やり出した感じでなんとも気持ちよくない排便である。
後はシャワー浴びたり、食事をして過ごした。シャワーやトイレは共同なのだが、できれば金銭的に問題がなければシャワー付きの個室をおススメしたい。理由はアメニティがないため、いちいち洗面用具をもっていくのが面倒だからだ。なんてことない作業かもしれないが、これが結構ストレスになる。
テレビは有料カードが必要なので観ないことにしていたが、洗濯も有料でこちらも同じカードが必要とのことで千円を投じ購入した。病院食は健康的な食事であった。
手術本番
そして手術当日がやってきた。
20分くらいで終わるというのであまり緊張しなかったが、終わってみるともうやりたくないというのが本音である。手術で一番嫌だったのは麻酔だ。切除そのものは麻酔が効いているので違和感はあれど正直そこまでの痛みはない。
麻酔は最初に横になり、腰と背中一か所ずつ注射される。特に背中の麻酔は針が奥深くまで刺さっていること、背中が膨らんでいる感じがすること、注射時間そのものが長いこと(1分くらい?)から結構な不快感を感じる。
麻酔が効いてくるとあとは痛みを殆ど感じないのでメスの音しかしない。手術中は数十秒おきに血圧を測定された。
また、手術中に音楽をかけてくれるサービスがあり、邦楽を選んだ。看護師さんが私の年齢を考慮し、その中で2000年代を選曲してくれたのだが、正直結構知らない曲もあったので90年代にすればよかったかなと後悔している(笑)
予定通り20分~30分程度で終了し、下半身が動かないので車いすで病室に運ばれそのままベッドに横たえてくれた。切除した箇所を見せてもらおうかと思ったが、すぐに廃棄してしまったらしい。看護師さん曰く切除するとすぐにしぼんでしまうそうだ。
こうして痔の切除という一つの目標はクリアしたが、大変なのはこれからだった・・
続く。